宝塚記念3着の後、夏場は休養に充て、9月24日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩した
スワーヴリチャード(栗東・
庄野靖志厩舎)。始動は
天皇賞・秋(10月27日・東京芝2000m)を予定しており、今朝17日はその1週前追い切りを行っている。
今朝はレースで騎乗予定の
横山典弘騎手を背に、CWコースでの併せ馬。追走距離はあまり大きくなかったが、走っている雰囲気はいつも以上に
リラックスしている感じ。それでいながら、重心が低めというのはジョッキー騎乗の効果なのかも知れない。
最後の直線では外から楽に前へ並びかけていき、楽な手応えで先着。時計は6F82.3〜5F66.1〜4F51.2〜3F36.3〜1F11.7秒。数字は速いし、動き自体は軽快だった。
馬場状態を考慮した上で時計を評価するなら、3Fは4コーナーで回った位置を考えても、かなり速い。それだけ動ける状態にあるし、ジョッキーとの相性も良さそうな走り。再三にわたって併せ馬をこなせているし、昨年の雪辱を果たせる状態は整っている。
(取材・文:井内利彰)