前走神戸新聞杯では単勝1.4倍の断然人気の支持に応えたサートゥルナーリア(栗東・角居勝彦厩舎)。次走はC.スミヨン騎手を鞍上に迎えての天皇賞・秋(10月27日・東京芝2000m)を予定。今朝17日はその1週前追い切りを行っている。

　1回目のハローが終了した時間帯のCWコース、開門直後に殺到した追い切りを終えた馬たちが馬場から引き揚げた頃を見計らっての入場。背には西村淳也騎手で単走という内容での追い切りだった。

　1コーナーから2コーナーはゆったりとしたキャンターだったが、その力感は明らかに前走時よりも力強い。だからといって気負うようなところがないのは何より。じわりとスピードを上げて向正面に入っていき、速くなりすぎない程度にラップを上げていく。

　最後の直線も重心がブレない走りで、ゴールまで力強い走りを維持。あまり速い時計が出ていないように見えたが、数字は6F83.7〜5F67.6〜4F52.7〜3F38.3〜1F11.7秒。ゴールに向かって速くなる加速ラップは素晴らしかったし、文句ない1週前追い切りといった感じがする。

(取材・文：井内利彰)