安田記念では不利もあって、悔しい16着惨敗となった
ダノンプレミアム(栗東・
中内田充正厩舎)。前走後はしばらく栗東に在厩して、その後放牧へ出されており、
天皇賞・秋(10月27日・東京芝2000m)の始動へ向けて、着々と調整が進められている。
今朝17日はその1週前追い切り。CWコースというのはいつもと同じだが、今回は久しぶりに併せ馬。この中間は初めてだし、
金鯱賞の1週前追い切り以来となる。
オメガが先行、真ん中に
ボンディマンシュ、これらを一番後ろから追いかける形だったが、行きたがるところもなく、道中の走りには余裕があった。最後の直線も前を射程に入れて、スッと伸びてきたが、真ん中の手応えが上々で、最後は2頭の併せ馬。
ゴールではどちらが前だったか確認が難しいような差でフィニッシュ。時計は6F81.6〜5F65.8〜4F51.2〜3F36.8〜1F11.8秒と速く、今回の追い切りの中では最も強い負荷となった。この追い切りは大きな意味を持つと考えられるだけに、最終追い切りでどんな動きを見せるのか、大いに注目したいところ。
(取材・文:井内利彰)