かつては
ジャパンカップへ向かう外国調教馬や地方所属馬たちによるオープン特別競走だったが、1998年に重賞へと格上げされたのをきっかけに距離を変更して
マイルチャンピオンシップへと向かう馬たちへの
ステップレースとなった。
3歳マイル王の◎
アドマイヤマーズは、1600m戦5戦5勝。
NHKマイルCに勝っているくらいだから、東京コースにも不安はない。ただし、ここは本番を見据えての出走だろうし、他馬との比較で57キロの斤量も有利ではない。それでも、大きく崩れることは考えにくい。
その
NHKマイルCでコンマ1秒3着だったのが○
カテドラルだ。同斤から3キロ差に広がれば、数字の上では逆転も可能。しかも、目標とする
マイルチャンピオンシップへの出走権利を確実に手中にするためも負けられないところだ。前走の敗因を稍重馬場だけに求めるのは少々危険だが、それでも母の
父ロックオブジブラルタルはマイルを中心にGI・7連勝の全欧
年度代表馬。
カテドラル自身もマイル戦は3戦して2着1回3着1回と苦手ではない。
いつ走るのか良く分からないところがある▲
クリノガウディーだが、朝日杯フューチュリティSの2着馬で、
中京記念の2着馬。多様な産駒を送り出している
父スクリーンヒーローだが、代表産駒
モーリスは名マイラー。この馬は秋シーズンに1度使われていることに加えて、54キロの斤量なら無視はできない。
春の
ヴィクトリアマイルで東京競馬場1600mのコースレコードを塗り替えた△
ノームコアは
クロノジェネシスの半姉。姉妹で2週連続重賞連覇を狙うが、本質的にはもう少し距離が欲しいか。2連覇を狙う△
ロジクライや、マイル戦のスピードに慣れてきた△
ジャンダルム、おそらくはマイラーだろう△
エメラルファイトにも入着の期待をしたい。