26日に京都競馬場で行われる
スワンS(3歳上・GII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ダイワメジャーと
マンハッタンカフェが続く。
ディープインパクト産駒は「3-2-1-5」。17年
サングレーザー、16年
サトノアラジン、14年
ミッキーアイルと3頭の勝ち馬を輩出しているが、
サトノアラジンと
ミッキーアイルは後に古馬混合マイルG1を制することになる。なお、昨年は産駒が一頭も出走しておらず、今年も
イエローマリンバのみと少々寂しい印象だ。
Frankel産駒は「0-1-0-1」。昨年、同重賞でハナ差の惜敗を喫した
モズアスコットが出走を予定しているが、今年は負担重量が1kg軽くなる点をプラスに捉えられるだろう。また、
毎日王冠から2ハロン距離短縮で挑む過程は、同厩の
グランプリボス(12年1着)と同じパターンとなる。
ダイワメジャー産駒は「1-2-0-9」。13年
コパノリチャードは8人気の低評価ながら稍重馬場で2着馬に1.3/4馬身差をつける快勝。また、重馬場で行われた17年には
ビップライブリーが9人気4着(3着とはクビ差)と健闘しており、馬場が渋れば侮れない種牡馬といえそうだ。同産駒からは19年
京都牝馬S(13人気3着)、17年
ファンタジーS(1人気3着)のコース実績を持つ
アマルフィーコーストが出走予定。
ロードカナロア産駒は初出走となるが、
ダイアトニックが上位人気と目される。同馬は京都芝1400mで4戦4勝の実績があり、半兄
レオプライムは同距離で行われる京王杯ス
プリングCで11人気2着。同馬も2走前のダービー卿CTの内容を踏まえれば重賞でも引けを取らないはず。