「みやこS・G3」(11月3日、京都)
重賞初制覇を狙う
スマハマが2週連続の好時計で仕上がりの良さを誇示した。
予定通りとはいかなかった-。
スマハマの最終追い切りは30日、太宰(レースは藤岡佑)を背に栗東坂路で
ウインクルチェリー(5歳1勝クラス)と併せ馬。序盤から四肢の回転数を挙げ、一完歩ごとに加速して行く。最速は3F目の12秒2。ラスト1Fはラップを落とす格好にはなったが、余裕残しのまま、楽々と2馬身半の先着を決めた。
先週23日の自己ベストを、さらに0秒2更新する4F51秒6-38秒0-13秒1をマークしたが、動きを見つめた
高橋亮師は「イメージと違う形になった。上がり重点と思っていたけど、少し時計が速くなった」と首をかしげる。それでも状態面に関しては「素直に一生懸命走ってくれているし、仕上がりは悪くない。気性の難しいところも、今のところうまく調整できている」と全く問題ないことを告げた。
前走の
名鉄杯は1分47秒6のレコードV。トレーナーは「速く走れたのは評価できるけど、今回は他にも速い馬が出る。すんなり競馬ができれば」。2走前の東海S3着時に、9馬身差をつけられた
インティとも再戦になる。充実一途の今回、大逆転で自身初の重賞Vをつかむか。
提供:デイリースポーツ