11月2日に京都競馬場で行われる
ファンタジーS(2歳・牝・GIII・芝1400m)の舞台となる京都芝1400m外。このコースについて解説していく。
京都芝1400mは内回りと外回りがあるが、
ファンタジーSを含む上級条件は外回りコースでの施行となる。
向正面左手からのスタート。初角となる3コーナーまでは500m超と長いが、向正面半ばから上り坂となるため、ペースは速くなりにくい。3コーナー過ぎで高低差4.3mの坂を上り切り、残り800m地点手前から下りに転じる。398.7mのゴール前直線はほぼ平坦。3〜4コーナーの下りでスピードに乗るため、直線はバラけての差し比べになることが多い。
なお、2歳牝馬の短距離重賞だが、上記のコース形態も相まってか
ファンタジーSはペースが上がりにくく、4コーナー1番手の馬は近5年で4回馬券圏内に残っている。
ファンタジーSは5回京都初日に行われる。5回京都は前4日間をBコース、後4日間をCコースでの開催。前開催となる4回京都は全日Aコース使用だったため、今週からBコース替わりとなり、荒れた内側3メートルがカバーされる形になる。4回開催は天候に恵まれず、終盤はかなり時計を要していた。このコース替わりで馬場の内側が復活するのか、引き続き差しの決まる馬場が継続するのかは何とも言えないところ。前半レースでの馬場チェックは不可欠だ。