4日(振休・月)
浦和競馬場で初めて行われるJBC競走。ホッカイドウ門別からも2頭が挑戦する。8R「第9回
JBCレディスクラシックJpnI/1400m。発走14時00分」に4枠4番
赤岡修次騎手55キロで挑む
アップトゥユー(牝5、
角川秀樹厩舎。
父サウスヴィグラス、生産=グランド牧場)と、9R「第19回
JBCスプリントJpnI/1400m。発走14時45分」に8枠11番
森泰斗騎手57キロで出走する
メイショウアイアン(牡9、
田中淳司厩舎。
父マヤノトップガン、生産=藤沢牧場)だ。
JBCレディスクラシックに挑む
アップトゥユーは前走、JBC指定競走(ス
プリント)の「第14回道営ス
プリント/門別1200m外回り、JBC協会
ファインニードル賞」を4角先頭から1分10秒9(不良)の好時計で押し切っての参戦。昨シーズン終了後には「繁殖入り」の話も出たそうだが、角川師が「来年、重賞を勝たせるので」とオーナーサイドを“説得”して現役を続行。JBC出走馬選定にあたり重要な指標となる「指定競走」で見事、2歳時2016年11月の川崎JBCデーに行われた南関東SIII「
ローレル賞/1600m」以来約3年ぶりとなる有言実行の重賞Vを果たし、大舞台に駒を進めてきた。“JBCデーとの縁”を強く感じさせるし、ロス無く運べる内め枠を引けたのも幸運と言って良さそう。「健闘以上」の期待も懸けてみたくなる。
JBCスプリントに挑む
メイショウアイアンは、門別に転入した昨年8歳時より「断然よい状態」(
田中淳司師)で9歳の今季を戦ってきた。6月のダート
グレード競走「
北海道スプリントカップJpnIII」では後方から鬼脚で追い込み、今回も
JBCレディスクラシックで上位人気必至
JRAヤマニンアンプリメの2着に食い込んでみせた。1番人気に推された前走、道営ス
プリントH2では上記
アップトゥユーを捕まえ切れず2着だったが、前が止まらない時計速い不良馬場が堪えた格好。開幕からきっちり「月1走」のローテーションを守っており、状態面は引き続き好調をキープ。今回もやはり「末脚勝負」になるだろうが、スムーズに押し上げやすい8枠11番はこの馬とすれば悪くない枠順だ。
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田中淳司師のJBC挑戦といえば、2012年川崎の
JBCレディスクラシックで
サクラサクラサクラ3着(逃げて勝ち馬
ミラクルレジェンドから0秒3差。2着は
クラーベセクレタ)の大健闘が記憶に新しいが、今年の
メイショウアイアンも先行激化で前崩れの流れなら、これまた「健闘以上」のシーンもあり得るのではないか。
「ダート競馬の祭典・JBC」。ホッカイドウ門別勢の走りにも、ちょっと注目していただければ幸いです!
(文=ひだか応援隊)