メルボルン・ス
プリングカーニバルの大トリ、「フレ
ミントン・
メルボルンカップカーニバル」が11月2日の「ダービーデイ」を皮切りにスタートした。
ダービーデイのフレ
ミントン競馬場では、オーストラリア最古のクラシックレース、G1・ヴィクトリアダービーを筆頭に4つのG1レースを含む9つの重賞レースが開催された。
そのメインのヴィクトリアダービー(芝2500m)を制したのは
ウォーニング。
好スタートから一度は逃げ馬の横の2番手の位置に付けるも、スローペースを嫌ったソウトオブザットにその位置を譲り二列目へ、直線の入り口で先頭に並びかけるとそのまま押し切った。
鞍上のD.オリバー騎手は6度目のヴィクトリアダービー制覇となった。
オリバー騎手は「前に行く予定ではなかったが、スタートが良かったので他に選択肢がなかった。一列下げた後はよく折り合ったので、上手く脚を溜められて最後までしっかりと伸びてくれた」とコメント。
また、G1・カンタラS(芝1600m)では日本産馬フィアースインパクト(父・
ディープインパクト)が優勝。G1レース2連勝を飾った。
C.ウィ
リアムズ騎手は「日本の吉田勝己氏が観戦している中、
ディープインパクト産駒で優勝出来てとても嬉しい」とコメント。
3歳限定のG1
クールモアスタッドS(芝1200m)では、前走のマニカトSで馬群に包まれ、全く脚が使えず破れたビバークが1番人気に支持されるも2着に敗れた。勝ったのは2番人気のエク
シーダンス、前走、前々走ではビバークの3着に屈していたが、このレースでG1初制覇を成し遂げた。
牝馬限定G1エンパイ
アローズS(芝1600m)では、NZの名牝メロディベルが1番人気に応えて優勝。G1レース4連勝で通算10個目のG1タイトルを手にした。
(取材:川上鉱介)