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【JRA】ラヴズオンリーユー矢作師「ひじょうに順調」/エリザベス女王杯共同会見

  • 2019年11月06日(水) 19時50分
ラヴズオンリーユーを管理する矢作芳人調教師

――オークスを振り返ってください。

矢作 忘れな草賞を使ってから上昇していたので、まぁ結構自信はありましたし期待どおりのレースぶりだったと思います。

――オークスの戦前、多頭数への懸念が聞かれましたが?

矢作 特には問題なかったです。それよりも東京への輸送とかいろいろ課題はあったと思いますが、工夫したこともあって、すべてクリアしてくれました。

――この馬の長所は?

矢作 よく脚が速いところ、と言ってるんですが。瞬発力じゃないですか。

――この中間の様子を教えてください。

矢作 秋華賞は調整過程上ギリギリだったので、腱の炎症というのはホント一過性のもので2、3日のものですけど、入厩直前にそれがあったのでちょっと迷ったんですけど、ここはやめるべきだと判断しました。その後はひじょうに順調です。(もともと)あまり順調ではない馬なんで、とにかくここ1か月は入厩後、ひじょうに順調に予定どおりの調教メニューをこなせたというのが何よりだと思っています。

――この馬は調整がひとしお難しいのでしょうか?

矢作 いやいや、どの馬も難しいですから。そんなにあの馬だからというのはないですけど。ちょっとね、アクシデントが多いな、とは思いますね。

――追い切りについて教えてください。1週前はM.デムーロ騎手が騎乗してCWで行われました。

矢作 素晴らしい動きでした。本当に走るな、と。素質の高さを感じた動きでした。

――今朝の最終追い切りについても教えてください。

矢作 今日の指示は55秒馬なり。息を整えるだけで鞍上は何もリアクションを起こさなくていいから、と。という指示どおりの追い切りだったと思います。

――春と比較して変わった点は?

矢作 やはり馬体ですね。いい筋肉がついて、ひと回り大きくなりました。昨日の時点での馬体重は480キロ。このあとレースまで輸送その他で減ったとしても(オークスと比べて)プラス20キロで出す計算ですが、それでいいと思っています。春と比べるとカイバ食いがずいぶんよくなってきたんで、その点では楽ですね。

――京都の芝・外回り2200mは?

矢作 初距離ですが、1800で勝ち、1600で勝ち、2000で勝ち、2400で勝ち、で、2200と。イメージとしては合っているんじゃないかと思います。

――エリザベス女王杯は昨年、リスグラシューで勝っており連覇がかかっていますが?

矢作 連覇はあまり意識していませんけれども、やはりこれからラヴズオンリーユーも古馬になってリスグラシューのような存在になれる器だと思ってますし、そのステップとしてこのレースを勝てたらいいな、と思っています。

――リスグラシューのように世界を意識する馬になれたらいいですね。

矢作 そうですね。もっともっと上を見ているんで。そういう走りを期待しています。

――最後にひとこと

矢作 休み明けということで心配されている方も多いと思いますが、うちとしては早めに帰厩させて、その後は実に順調にきましたので。彼女の能力は出してくれるのではないかと思っています。応援よろしくお願いします。

(取材・文:花岡貴子)

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