9日に京都競馬場で行われる
デイリー杯2歳S(2歳・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、10月に施行されていた2009〜2013年も含む。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
ダイワメジャーと
ディープインパクト。3回で
アグネスタキオンが続き、2回が
ブラックタイド、
ハーツクライとなっている。
ディープインパクト産駒は「0-2-2-2」。同産駒としては上位人気に推されていた馬が少なく、1〜3人気は17年ケイアイノーテック(3人3着)と13年
アトム(1人2着)の2頭。今年は
ライティア、
レッドベルジュールの2頭が出走を予定しており、前者は全姉に16年
オークスなどを制した
シンハライトがいる血統だ。
キングカメハメハ産駒は「1-0-0-4」。15年の勝ち馬
エアスピネルは、雨が降る稍重馬場で2着馬に3.1/2馬身差を付ける快勝劇を演じてみせた。今年、上位人気と目される
サクセッションはデビューから芝1600mで2連勝中。同馬は全兄
クルーガーが同コースで行われた16年
マイラーズCを制している。
ダイワメジャー産駒は「1-3-0-3」。
ディープインパクト産駒と並んでトップとなる好走実績を持つが、同産駒は昨年
アドマイヤマーズで初制覇を達成してみせた。今年は
新潟2歳S・2着の実績を持つ
ペールエールがスタンバイ。昨年は同産駒のワンツー決着となっていただけに、父系の舞台適性は申し分なさそうだ。
Shamardal産駒は
小倉2歳S・2着の
トリプルエースが同産駒として初出走。2代
母シャターは90年マルセルブサック賞・3着、91年仏1000ギニー・2着(ともに芝1600m・仏G1)の実績を持つ。また、
父Shamardalも仏2000ギニー(芝1600m・仏G1)、セント
ジェイムズパレスS(芝8f・英G1)を制しており、前走から400mの距離延長も血統的には苦にしないだろう。