「
デイリー杯2歳S・G2」(9日、京都)
池添学調教師(39)=栗東=が、
アジャストザルートでG2獲りをもくろむ。鞍上は当レースにおいて、多くの馬を人気以上の着順に持ってきた兄・
池添謙一騎手(40)=栗東・フリー=だ。兄弟タッグで登竜門レースを制し、G1舞台へ殴り込みといきたい。
兄弟タッグで初タイトルをつかむか。
池添学師が、登竜門レースに
アジャストザルートを送り込む。鞍上は兄・謙一。キャリア5戦目となる今回、経験値を武器に一発を狙っている。「使ってきて競馬ぶりも良くなった。もう一段ギアは上がってきそう。ソラを使うところがあるので、集中力が増してくれれば」と指揮官は期待を込めた。
“池添ブラザーズ”での重賞挑戦は今回で8度目。18年ローズS(
サラキア)2着が最高着順だ。「(兄弟で挑むという)意識はあまりない」と師は話すが、兄は12年の
デイリー杯2歳Sを6番人気
テイエムイナズマで制しており、昨年はダートで勝ち上がった
メイショウショウブ(こちらも6番人気)を2着へと導いた。人気以上の着順に持ってきてくれる、頼れる存在だ。
「デイリー杯は好きなんです。例年、G2にしては頭数が少ないので(笑)。輸送しなくていい京都でやれるのもいい」。16年、
ボンセルヴィーソが8番人気で2着に入ると、続く
朝日杯FSでは12番人気で3着に激走。指揮官がG1への前哨戦として好印象を抱いているのは確かだろう。
勝てば
ジャスタウェイ産駒としても重賞初美酒。当面のラ
イバルを打ち倒し、次なるステージへ駒を進めたい。
提供:デイリースポーツ