9日に京都競馬場で行われる
デイリー杯2歳S(2歳・GII・芝1600m)の舞台となる京都芝1600m外。このコースについて解説していく。
京都芝1600mは内回りと外回りがあるが、
デイリー杯2歳Sなど上級条件のレースは外回りで施行される。
京都芝1600m外は2コーナーのポケットからのスタート。3コーナーまで700mほど真っ直ぐ進む。向正面から坂を上り、3コーナーで頂点に達し、そこから4コーナーにかけて下っていく。高低差は4.3m。直線は平坦で400m弱と長いため、下り坂を生かして加速した馬たちによる瞬発力勝負が繰り広げられる。
秋の京都は、4回開催は全9日間をAコースで行い、5回開催は前半4日間はBコース、後半4日間はCコースで施行する。
デイリー杯2歳Sは5回3日目なので、連続開催12日目で、Bコース使用3日目ということになる。
先週は、土曜の
ファンタジーSが近10年で最速となる1.20.7で決着するなど、Bコース替わりで馬場状態は良化した印象。
近5年の前半3ハロンの平均タイム36秒2が示す通り、前半のペースが上がりにくいのが
デイリー杯2歳Sの特徴の一つ。馬場状態も悪くないため、4コーナー後方では苦しいだろう。ある程度の先行力と瞬発力を兼備したタイプを狙いたい。