10日に福島競馬場で行われる
福島記念(3歳上・GIII・芝2000m)の舞台となる福島芝2000m。このコースについて解説していく。
福島競馬場は1周距離が1600mで、これは
JRA全10場で最小となる。ゴール前の直線は292mで、これは3番目の短さだ。一般的にローカル場は「平坦・小回り」で一括りされることが多いが、この福島コースは高低差が1.9mあり、道中に複数のアップダウンがある。また、ゴール前直線にも1.2mの上り坂が待ち構えている。
4コーナー脇のポケットからのスタートで、初角となる1コーナーまでは500mほど。スタートから200mほど下り、そこから200mで1mほど上る。残り1600m地点から下りに転じると、2コーナーで最低部を迎え、そこから再び上りになる。向正面半ばから4コーナー半ばまで平坦コースを進み、残り400mから下り→上りでコール。
3回福島開催は前半4日間をAコース、後半2日間をBコースで行う。つまり、
福島記念は開催4日目かつAコース使用4日目ということになる。Aコース替わりで内側がカバーされているはずだが、前開催で馬場が傷んだ影響からか、開幕週から差し馬の台頭が目についた。時計自体は出ているので、馬場の問題なのかペースの問題なのか悩ましい。
ただし、
福島記念自体は、少々ペースが上がろうとも、4コーナー3番手以内がVポジションとなっている。