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エ女王杯で実況を担当! カンテレ岡安アナの“競馬実況”ウラ話

  • 2019年11月09日(土) 18時01分
 カンテレ×netkeibaのコラボ企画として、10日に行われる第44回エリザベス女王杯(GI)で実況を担当する岡安譲アナウンサー(関西テレビ)が、“競馬実況”のウラ話や見どころを特別寄稿! 外国人ジョッキー勢の活躍は、意外なところにも影響があって…?

エリザベス女王杯は過去何度か実況経験がありますが、私にとっては“難度の高い”レースのひとつです。

 まず『西日』。11月の15時以降の芝外回りのレースは西日が強烈で、実況者からは最後の直線が『逆光』となります。逆光になると色の判別が困難。アナウンサーは馬を“勝負服の色”で判断しているのでこれは恐怖です。なにせみんな“真っ黒”に見えるのですから…。

 そしてもう一つ難しいのが『外国人騎手』。彼らは日本人騎手とは異なったコース取りや追い方をすることが多く、それに慣れていないと面食らいます。私の場合その最たる存在がライアン・ムーア騎手。彼はこのレース、スノーフェアリーで連覇していますが、どちらのレースも驚かされました。

 1年目は直線で各馬が外に行く中ただ1頭内ラチ沿いから矢のように伸びて圧勝。私が実況で外の馬を捌いている間に、決定的な差をつけてしまったのです。これには“やられた”と思いましたね。翌年は『今年は見落とさないように』と気をつけていたものの、今度は直線で馬群に潜り込み、一瞬“消えて”からゴール直前で再び鋭伸。この年も結局満足に描写できず、ムーア騎手にやられました。

 ムーア騎手のこうした騎乗だけでなく外国人騎手は、馬の意外な一面を引き出すケースが多いので実況者としては気が抜けません。脚質をガラッと変えることも多々あるので実況者としては“予断は禁物”なのです。

 さて今回、外国人騎手(短期免許限定)はというと、マーフィー騎手がウラヌスチャームに、スミヨン騎手がラッキーライラックに騎乗します。2頭とも怖い存在ですが、特に私が注目しているのはラッキーライラック

 2歳女王が1年8ケ月もの間、勝利から見放されていますが、父・オルフェーヴルの背中を知るスミヨン騎手がラッキーライラックの“秘めたスイッチ”を押すのではないかと思っています」

(文:岡安譲)

※10日(日)は天皇陛下御即位パレード中継のため、『競馬BEAT』の放送はございません。岡安アナの実況は、レース終了後、カンテレ競馬公式Twitterなどでご覧いただけます。

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