ホッカイドウ競馬史上5頭目、2010年
クラキンコ以来9年ぶりの「三冠馬」
リンゾウチャネルが
五十嵐冬樹騎手56キロを背に、14日(木)園田11Rで争われる3歳馬の地方全国交流重賞「第53回 楠賞/1400m」に満を持して出走する。
8月1日の「
王冠賞H2/門別1800m外回り」を押し切って三冠を成し遂げた後は、疲労回復のため休養に入り、10月24日のA1下「みついし花だより特別/同」で戦列に復帰。道中3番手で進め、楽な手応えのまま直線入り口で早々先頭に躍り出ると、2着
パイロスター以下キャリア豊富な古馬勢を全く問題にせず4馬身突き放しての完勝だった。
その勝ちっぷりから古馬頂上決戦「第62回
道営記念H1」に出走しても上位人気は間違いなかったが、
堂山芳則師は復帰戦からの間隔や相手関係等も考慮し、この園田「楠賞」参戦を決断。2歳だった昨年11月に同距離の「
兵庫ジュニアグランプリJpnII」に遠征し、
JRAデルマルーヴルの5着に踏ん張った経験もあり、今年4月からの3歳シーズンで北海道3歳三冠制覇はじめ6戦6勝と格段の成長を見せる中でなら勝算が高いと踏んでの園田遠征となった。
「第62回
道営記念H1」を、この秋急成長の3歳馬
リンノレジェンドが完勝したことで門別3歳勢への全国の注目も非常に高まっており、
リンゾウチャネル陣営もこの楠賞は一層、気合の入る遠征ということになろう。注目のゲートインは16時00分。その走りに、ぜひ御注目いただきたい。
(文=ひだか応援隊)