「マイルCS・G1」(17日、京都)
同一年のマイルG1制圧を狙う
インディチャンプは13日、栗東坂路で熱のこもった併せ馬を行った。出走態勢は文句なしだ。
カンペキ!思わずそんな言葉が浮かんでしまうほど、理想的なリハだった。
安田記念の覇者
インディチャンプが、栗東坂路を鋭伸。主戦の福永が騎乗停止中のため、新たなパートナーに指名された池添を背に、しっかりと戦う準備を整えた。
僚馬
アメリカズカップ(5歳オープン)を前に見ながらの登坂。ラスト300メートル付近で馬体を合わせると、そこからグイッと突き放す。4F52秒9-38秒6-12秒2で0秒7先着。申し分のない反応だった。
池添は「反応を確かめる感じで、しまいを伸ばしました。脚取りはしっかりしていましたし、状態の良さを感じることができました」と初コンタクトの感触を伝えた。「早めに抜け出すとソラを使うところがあるようなので、そのことも頭に入れて」と特徴を把握した上で、理解を深めることができたようだ。
マイルCSは歴代最多タイの3勝(03、04年
デュランダル、11年
エイシンアポロン)を挙げる。「このレースに悪い印象はないです」とした鞍上は「結果を出せるように自分の仕事をしたい」と口元を引き締めた。
見届けた音無師は「体もできていますし、良かったと思います。前走(
毎日王冠3着)に関しては、太かったことに加えて1800メートル、それに58キロでしたからね」と読み解いた。15年の
モーリス以来、4年ぶり7頭目となる同一年のマイルG1W制覇へ。今度は紅葉燃える古都で、誰がチャンプかを証明する。
提供:デイリースポーツ