「チャンピオンズC・G1」(12月1日、中京)
デビュー以来、5戦負けなしの
クリソベリル。その中身は圧勝の連続で、全て後続に3馬身以上の差をつけた。姉にG1・2勝馬
マリアライト、兄に
ジャパンダートダービーVの
クリソライトを持つ良血が、
ノンストップでダート界の頂点へ駆け上がろうとしている。
「デビュー前から半端ない馬になると思っていた。こうなるのではないかと想像はしていたよ。まだ成長途上。4歳の春までは成長していくと思っている」と音無師。現在の活躍が当然とばかりに胸を張った。
20日の1週前追い切りは栗東坂路で4F52秒2-12秒8(一杯)。厩舎の先輩
ブラックスピネル(6歳オープン)を相手に堂々先着した。テンから意欲的に運んで、最後までしっかりと伸びた。見届けたトレーナーは「テンに飛ばしたら、しまいがバタバタになるので、そうならないように指示した。ラスト1Fは13秒を切っているし、これなら全く問題はない」と満足げだ。
古馬初対戦の前走・
日本テレビ盃で2着
ロンドンタウンに0秒8差の圧勝劇。「とてもいいレースができた。その後は放牧に出してちょっと太めで帰ってきたが、結構背が伸びている分だと思う。さらに相手が強くなるけど、左回りとか距離とかは心配ない」と指揮官は手応え十分だ。
2年前の覇者
ゴールドドリームをはじめ居並ぶトップホースを蹴散らし、無傷のまま王者に輝く。
提供:デイリースポーツ