前走JBCレディスクラシックは逃げて2着だったゴールドクイーン(栗東・坂口智康厩舎)。次走はカペラS(12月8日・中山ダート1200m)を予定しており、今朝27日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

　主戦、古川吉洋騎手が跨って、CWコースで単走。正面から入って、1コーナーから2コーナーと進めていくが、さすがに行きっぷりは抜群。ただ、時計にならないように、鞍上がしっかりと抑えて向正面へと入っていく。

　3コーナーあたりでは手綱が緩められたが、そうすると一気に加速して、素晴らしいスピード感。4F標識から3F標識の区間ラップが11.7秒。これだけ加速してしまうと、最後の直線はバッタリと止まるだろうなというイメージで見ていた。

　しかし、最後の直線に向いてからも一気に失速するわけではなく、ゴールへ向かって、少しずつ減速する感じ。鞍上も目一杯追うわけでなく、ゴールまで促していくような感じでフィニッシュした。

　時計は6F78.9〜5F63.4〜4F50.4〜3F38.7〜1F13.2秒だったが、少し重めだった今朝の馬場状態を考慮すれば、よく動いている。これなら引き続き、レースでの快速を期待できそうな状態にある。

(取材・文：井内利彰)