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ウェスタールンド 目指すはスミヨンが“結果を出してしまう”デキ/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2019年11月27日(水) 18時15分
 よく知るオーナーの馬が出走していた関係で、先月10日に行われたエリザベス女王杯のパドックにいた佐々木調教師。出走各馬が周回する様子を見て、ラッキーライラックのデキの良さを感じ取り、思わず管理トレーナーである松永幹調教師に「まともに走ればミキオのところの馬が勝つんちゃうか」と言ったとか。

 で、その通りの結果になったことに「やっぱり外国人騎手は馬の状態さえ良ければ、きっちり結果を出すなあ」とスミヨンの確かな手腕に感心したそうだ。

 そんなスミヨンが今週のチャンピオンズCでは自身が管理するウェスタールンドに、前走(みやこS3着)から引き続いて騎乗してくれるのだから、これ以上頼もしいことはない。この継続騎乗、話を聞くとどうやら、みやこS直後に即決したわけではないようだ。

「最初の話では、武蔵野Sでスミヨンが騎乗していたグルーヴィットの結果次第ということだったんだ。でも、あの馬が権利を取れなかった(10着)からウチの馬に乗ってくれることになった」

 経緯はどうあれ、スミヨン2度目の騎乗は非常に心強い。いや、ひょっとしたら乗れなかったところを無事に収まったのだから“僥倖”と言っていいかも。

 あとは“外国人騎手が結果を出してしまう”だけの状態にあるかどうかだが、これに関しては「確実に良くなってますよ。こんな感じで」と、右手を斜め上45度の角度に掲げて、上昇カーブを表現したのは担当の赤池助手だ。

「前走は夏バテとかもあって入厩後の状態があまり良くなくて…。それでも使うからにはと、負荷をかけていったらレース2週前ぐらいにガタッときてしまったんです。で、本来坂路を2本乗るところを1本にしたりして、使った後に反動が出ない程度の仕上げに変えていったんです。

 で、あれだけの競馬をしてくれましたからね。昨年(2着)がメチャメチャ良かっただけに、そこまではどうかですが、狙い通り反動もなかったし、近いデキにはなっていますよ」

 昨年、無敵を誇った3歳馬ルヴァンスレーヴに“最接近”する走りを見せた相性のいい左回り=中京で、今年も大駆けがないかとひそかに期待している次第だ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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