12月1日に中京競馬場で行われる
チャンピオンズC(3歳上・GI・ダ1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去5年で最多となる2回の馬券絡みが
ゴールドアリュール、
フレンチデピュティ、
シンボリクリスエス。まだ、試行回数も少なく、延べ頭数で3回以上の好走馬を輩出した種牡馬はいない。
ゴールドアリュール産駒は「1-0-1-9」。17年に
ゴールドドリームが2度目の出走で勝ち馬となっているが、16年は2人気ながら12着と大敗を喫していた。また、
コパノリッキーも14年1人気12着、15年1人気7着、16年3人気13着、17年9人気3着と人気的に見限られたタイミングで好走している点が興味深い。今年はデビューから無敗の
クリソベリルと17年の勝ち馬
ゴールドドリームがスタンバイ。前者は叔父に3歳馬ながら06年
ジャパンカップダートを制した
アロンダイトがいる血統だ。
スウェプトオーヴァーボード産駒は「0-0-0-1」。下級条件を含めても「0-0-0-18」と結果を残せていないが、そのうち15頭が二桁人気馬でもあり、適性がないとも言い切れないか。ダートの一線級で活躍を続けている
オメガパフュームは昨年5着。16年
サウンドトゥルーや15年
サンビスタの例に倣えば、前年以上のパフォーマンスにも期待できるだろう。
キングカメハメハ産駒は「1-0-0-6」。施行条件および名称が変わった14年に
ホッコータルマエが勝利している。今年はデビューから4着以下に敗れたことがない堅実派の
チュウワウィザードが出走予定。
JBCクラシック・1着、
帝王賞・2着と目覚ましい活躍が続くが、同馬はいとこに昨年の勝ち馬
ルヴァンスレーヴがおり、血統的にも注目に値する存在だ。