菊花賞でGI制覇を果たした
ワールドプレミア(栗東・
友道康夫厩舎)。前走後は放牧へ出されていたが、先週栗東へ帰厩し、
有馬記念(12月22日・中山芝2500m)に向けて始動。今朝28日はレースに向けての最初の追い切りを行っている。
CWコースで単走。馬の少ない時間帯だったこともあり、おっとりとした雰囲気で馬場入場。ゆったりと走り出して、向正面ではラップは速くない。3コーナーあたりからじわっとラップを上げていき、最後の直線ではまずまずのスピード乗りだった。
時計は6F86.1〜5F70.2〜4F54.8〜3F39.9〜1F12.5秒。最初の追い切りとしてはまずまずの数字が出ているが、まだ気持ちが乗っていないこともあり、動き自体には重さがある。
とはいっても、レースまではまだ1ヶ月ほどの時間があるので、現時点ではこれで十分だろう。あとは今後どのような状態の変化を見せていくかだろう。
(取材・文:井内利彰)