「
香港マイル・香港G1」(8日、シャティン)
アーモンドアイが
香港Cを回避したのは残念だが、それでもG1馬7頭を含む、9頭が参戦する。注目はマイルだ。春秋マイルG1を制した
インディチャンプをはじめ、
アドマイヤマーズ、
ノームコア、
ペルシアンナイトと豪華4頭出しで、15年
モーリス以来4年ぶりの日本馬Vを狙う。
15年
モーリス以来、史上7頭目の同一年春秋マイルG1制圧。もはや国内に敵なしの
インディチャンプが、満を持して海を渡る。
マイルCSは完璧なレース運びだった。代打騎乗を務めた池添の好リードに、馬自身の充実度がかみ合ったのだろう。内々の4、5番手追走から、直線では先に抜け出した1番人気
ダノンプレミアムを
ロックオン。最後は測ったようにかわし切った。
「香港には強い馬がいるが、その馬と戦ってみたいね」。レース後、音無師が声を弾ませた。視線の先にあるのは
香港マイル連覇中の
ビューティージェネレーション。地元の英雄的存在たるマイル王を、目下絶好調を誇る自らの馬で打ち倒す-。思わず武者震いだ。
リスグラシュー(
宝塚記念、
コックスプレート)、
ノームコア(ヴィクトリアM)、
メールドグラース(コーフィールドC)、
オメガパフューム(
帝王賞)…数々の日本馬と大輪を咲かせてきた名手レーンの存在も大きい。
月曜はシャティン競馬場で角馬場からオールウェザーをハッキングで1周した。生野助手は「硬くないですし、落ち着いていて順調です」と好ムード。頼れるV請負人に導かれ、新たな勲章をもぎ取ってみせる。
提供:デイリースポーツ