中京芝1400mで新馬勝ちした後、
新潟2歳S2着、
デイリー杯2歳S3着と戦績を重ねてきた
ペールエール(栗東・安田隆行厩舎)。今朝4日は次走予定の
朝日杯FS(12月15日・阪神芝1600m)へ向けた1週前追い切りを行っている。
CWコースの2回目のハローが終了した時間帯に2コーナーから入場。先頭に
アルファライズ、真ん中に
トロワゼトワルという隊列の最後方。先頭との差は1秒以上という状況だったが、道中の流れはそれなりに速く、その差が詰まることなく3コーナーへと入っていった。
ここで真ん中、後ろがそれぞれ内を回ったこともあり、前との差が一気に詰まっていく。最後の直線へ向いた時は、ほぼ前に並んで、残り300mくらいからはトロワとペールの追い比べとなる。
相手は前走重賞をレコード勝ちしているだけあって、そのスピード感は半端ない。さすがに先着できないように見えたが、残り150mあたりで前へ出ると、ジリジリと相手に差を付けていった。
結局、1馬身ちょっと先着してのゴール。時計は6F79.5〜5F64.4〜4F49.9〜3F36.0〜1F11.6秒。切れるタイプではないが、長くいい脚を使えるタイプであることは間違いない。今回は
O.マーフィー騎手に乗り替わることもあり、これまでの先行脚質とはちょっと違った走りがあってもいいような気がする。
(取材・文:井内利彰)