阪神JF(GI・阪神芝1600m)に2頭を送り出す
手塚貴久厩舎。4日(水)朝、まずは
オータムレッド(牝2)がポリトラックコースを単走で、後半の時間帯に
マルターズディオサ(牝2)が田辺騎手騎乗でやはりポリトラックコースで2頭併せの最終追い切りを行った。追い切り後の手塚調教師のコメント。
「
オータムレッドは馬場にかかった影を気にしていたのでハミをかけた分、思ったより時計が速くなりましたが、終いまでしっかりとしていました。前走(
アルテミスS・GIII・5着)より良くなっていますし、上積みがありそうです。レースでは少し時計がかかってくれた方が良いですね。
マルターズディオサは先週の追い切りの段階で仕上がりは既に良かったですし、今日は動きも良く、仕掛けてすぐに反応して気持ちの面も状態が良さそうですね。明日木曜日(12/5)にはゲートの駐立の練習をする予定です。普段は大人しいのですが、ジョッキーが跨るとどうなるかわからない部分もあり、油断はできないと思っています。
前走(
サフラン賞・1勝クラス・1着)は開幕週の馬場で外を回ってねじ伏せる強い内容でしたが、今回どのような競馬になるかは枠順次第になると思っています。牝馬なので少し余裕のある体型に見えるのは良いと思いますし、今も少しフックラとした体に見えますが、輸送があるので丁度良くなるでしょう」
(取材・文:佐々木祥恵)