「魁!海外馬券塾」(4日)
アーモンドアイの
香港C回避には驚いたが、出発予定の前日に熱発をしたのなら、陣営の決断は当然。しっかり立て直してまた強い姿を見せてほしい。
日本最強女王の不在で
香港Cは一気に混戦模様となり、
ウインブライトには言葉は良くないが、ビッグチャンス到来となった。4月のクイーンエリザベス2世CでG1初制覇。当時好勝負を演じたエグザルタントは
香港ヴァーズに回り、
リスグラシューも不在と当時より相手関係は楽になった。力を出せれば今年2度目の香港G1制覇に手が届く。
迎え撃つ地元馬は曲者ぞろいだ。2年前の覇者
タイムワープと昨年の覇者グロリアスフォーエバーは、他馬に絡まれるともろいが、スムーズに先行できれば無類の強さを発揮する。しかも厄介なことに大レースになるほど強い。前走のジョッキークラブCでは7、9着に沈んでいるが、決して軽視はできない。
マイル戦から中距離に転向して成績が安定している
ライズハイ、香港ダービー馬フローレとダークドリームは、一戦ごとに着順の入れ替わる力関係で甲乙付け難い。今年6カ国を飛び回り、12戦目となる
マジックワンドも加わって馬券的には極めて悩ましい一戦だ。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ