14日に中山競馬場で行われる
ターコイズS(3歳上・牝・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、オープン特別として行われていた2009〜2014年もデータの集計対象とする。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
キングカメハメハ。4回で
ダイワメジャーが続き、3回が
アグネスデジタル、
メイショウサムソンとなっている。牝馬限定重賞にしてはタフな血統が並んでいる印象だ。
キングカメハメハ産駒は「2-2-1-10」。オープン特別時代に2頭の勝ち馬を出しているが、18年
リバティハイツ(10人気2着)、16年
レッツゴードンキ(6人気2着)、と重賞格付け後も人気薄の好走が続く。同産駒からは
リバティハイツが2年連続での出走となる。
また、今年は
キングカメハメハの孫世代にあたる
ロードカナロア産駒が初出走。
トロワゼトワルは同コースで行われた
京成杯オータムHをレコード勝ちした実績があり、
ブランノワールは半姉
ローブティサージュ、近親には
ヴィクトワールピサなどがいる血統馬だ。
ダイワメジャー産駒は「2-1-1-6」。18・17年と
ミスパンテールが連覇していたことは記憶に新しい。今年は
アマルフィコースト、
ウインシャトレーヌ、
シゲルピンクダイヤ、
メイショウショウブが特別登録を済ませている。注目は
桜花賞・2着、
秋華賞・3着など、牝馬クラシックを賑わせた
シゲルピンクダイヤになるだろう。
ディープインパクト産駒は「0-0-0-11」。昨年は1〜3人気含む6頭が出走していたにもかかわらず、いずれも5着以下に敗れていた。今年も
オールフォーラヴ、
クリノアリエル、
コントラチェック、
ダノングレース、
ディメンシオン、
フローレスマジック、と登録が多いだけに取捨選択には気を配る必要がありそうだ。