有馬記念(12/22・GI・中山芝2500m)がラストランになるアエロリット(牝5・美浦・菊沢隆徳)が、12日(木)、菊沢調教師を背にウッドチップコースで1週前追い切りを単走で行い、力強いフットワークを披露した。追い切り後の菊沢調教師のコメント。

「放牧から帰ってきての初っ端は張り切っているので、先週はだいぶ控えた追い切りでした。今日は馬場の入りや(キャンターへの)おろしがけなどスムーズにうまくいきましたし、馬の少ない木曜日をわざと選びました。

　右回りだとモタつくところがあったのですが、今日は4コーナーを回ってからの手前の替え方もスムーズで、右回りにしては良かったですね。前走の天皇賞(秋)(GI・3着)は、毎日王冠(GII・2着)の疲れを取りながらの調整でしたが、今回はその時と比べるとこれ以上上げる必要はないくらい良いですね。

　右回りと初めての2500mが不安点ですが、右回り(札幌・クイーンS・GIII)でも勝っていますし、あとは自分のペースで走ってほしいですね」

(取材・文：佐々木祥恵)