スマートフォン版へ

【有馬記念】暮れの大一番に豪華メンバーが集結/JRAレース展望

  • 2019年12月17日(火) 06時00分
 実際は次週のホープフルSがオーラスであるが、一年を締めくくる総決算のレースと言えばやはりこの有馬記念だ。今年はファン投票13位以内から10頭が参戦するなど超豪華メンバーが集結し、暮れのグランプリに華を添えている。

1.内でロスなくが基本

 以前は差し・追い込みや3角あたりから動き始めるまくりも良く決まっていたが、路盤が改修された14年以降は基本的にロスなく立ち回った馬が優勢となっている。一昨年8番人気で2着のクイーンズリング、15年8番人気で1着のゴールドアクター、14年ワンツーのジェンティルドンナトゥザワールドなどは、道中内目追走からロスなく4角を回る形での好走だった。

2.フレッシュさ

 過去10年でキャリア15戦以内だった馬は[6-8-3-42]で連対率23.7%、複勝率28.6%と優秀なのに対し、キャリア16戦以上の馬は[4-2-7-84]で連対率6.2%で複勝率13.4%。また、ここ5年中3年でキャリア15戦以内の馬がワンツーしている。

3.JC上位馬は苦戦

 ジャパンC有馬記念を連続して連対した馬は、過去10年でブエナビスタキタサンブラックしかいない。いずれもGIをいくつも勝つような名馬であり、そうでない馬にとってはJC好走の反動は軽視できない。東京2400mの成績が中山2500mのそれに直結しにくいという面も当然あるだろう。


 ワールドプレミアはデビュー5戦で、少頭数の最内枠だったつばき賞を除いて全て4角で外に出す競馬をしていたにも関わらず、6戦目の菊花賞は内から抜け出し快勝。ぽっかり空いたところを狙った鞍上の好騎乗はあったにせよ、好位の内を立ち回る競馬ができたこと自体は馬自身の成長に依る面も大いにあっただろう。今回は相手が一気に強くなるが、レースぶりの成長、キャリア7戦目というフレッシュさ、そしてGI初制覇を果たした勢いを買いたい。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す