いよいよ今週の日曜日に迫った第64回有馬記念。令和最初の開催となる今年はGI馬11頭、なかでもGI6勝・ファン投票1位のアーモンドアイが出走を予定するなどグランプリと呼ぶにふさわしい豪華メンバーとなった。熱戦を期待したいところだが、これだけの好メンバーが集まるとやはり気になるのは馬券。果たして、今年の有馬記念は波乱となるのだろうか。

　有馬記念の最高配当はダイワスカーレットが勝った2008年で3連単が98万5580円となっている。1番人気のダイワスカーレットが勝利するも、穴馬が2着、3着に激走し好配当となった。

　そこでnetkeiba.comでは、「今年の有馬記念は荒れる？荒れない？」と銘打ってアンケートを実施。「荒れる」の定義を、有馬記念の過去配当ランキングの5位に相当する10万円を超えるとした。16日12:00時点で5400人を超える競馬ファンが回答。投票結果とともに、ファンの声をお届けしていく。

　結果は「有馬記念は荒れる」と回答したのが54%、「有馬記念は荒れない」と回答したのが46％と荒れる派がやや優勢という結果となった。

　荒れると答えたファンの意見は
「アーモンドアイやリスグラシューがすんなり中山を攻略できるかどうかまだわからない」

「アーモンドアイが勝っても2、3着には予想外の穴馬がくるかもしれない」

「アエロリット、クロコスミア、キセキと強力な先行馬が多く揃ったのでタフなレースになれば熱発明けのアーモンドアイにも隙がある」

　と、人気上位が予測されるGI6勝のアーモンドアイや今年の宝塚記念を勝ったリスグラシューが好走するとは限らないという意見が多かった。1、2番人気が予想される両者が1着、さらには3着を外すようなことがあれば配当は10万円を超えて荒れそうだ。

　一方、荒れないと答えたファンの意見は
「アーモンドアイ頭で鉄板！ 2、3着もGI馬がくるなら荒れないはず」

「アーモンドアイが出たレースで3連単が10万円を超えたことはない」

「好メンバーだから、人気が割れてアーモンドアイが2、3着でも配当はそこまで高くならなそう」

　と、アーモンドアイが好走したら配当は固く収まるだろうという意見が多くみられた。アーモンドアイが負けるようなことがあっても、他の馬が強豪揃いなのでオッズが割れて、そこまで荒れる決着にならないということも十分あり得るだろう。

　多くのファンの意見をみても、やはり今年の中心はアーモンドアイといって間違いない。前走の天皇賞・秋で見せた強さは疑いないが、その一方で初の中山コースや熱発明けとなる調整過程など、付け入る隙はあるという見方が存在するのも事実。令和最初の開催となる今年の有馬記念はどんなドラマが待っているのだろうか。発走は12月22日(日)15:25となっている。

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