netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
阪神Cの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
角田晃一厩舎×
福永祐一騎手(
イベリス)】
2019年の短距離路線を締めくくる
阪神カップ。今回の出走メンバーと騎乗予定騎手を見渡したところ、好走率、回収率ともに条件を満たすような「ゴールデンコンビ」は見当たらない。「好走率は高いが回収率は今ひとつ」というコンビが目に付き、馬券的には強く推奨しづらいのだ。
今回は、近況の良さを重視して「
角田晃一厩舎×
福永祐一騎手」のコンビをピックアップしてみた。
このコンビの「直近1年」の成績は2-0-0-0。19年7月の2歳未勝利戦を
ヒシタイザンで、同11月の
犬山特別を
マスターフェンサーで優勝している。前者は新馬戦を2着した素質馬の2戦目、後者はアメリカ遠征帰りの緒戦。ともに重要度の高いレースで福永騎手は手綱を任され、しっかりと結果を残してみせた。
「直近5年」に対象を広げると、7-2-0-12という数字。複勝回収率は58.6%にとどまっているが、これは人気薄への騎乗が多かったからで、2番人気以内の馬に絞ると6-2-0-2と連対率80%まで跳ね上がる。上位人気に支持されるレベルの馬であれば、ほぼ完璧な内容を収めているのだ。
GIIの舞台での福永騎手確保は、陣営の本気度の高さと考えて良いだろう。
イベリス得意の阪神コースで一変が見られそうだ。