前走、
元町Sで逃げ切り勝ちを決め、オープン入りした
モズダディー(栗東・
藤岡健一厩舎)。3歳夏までに未勝利を勝てず、地方へ移籍して再び
JRAへ戻ってきたが、
JRA復帰後2戦目からは4着以下なしという堅実な成績だ。
今朝25日は次走予定の
京都金杯(1月5日・京都芝1600m)へ向けた1週前追い切り。馬場閉門直前の荒れた時間帯に、
アメリカンシードと併せ馬を行っている。
ほぼ同時にスタートだったが、1Fごとにラップを速めていくような形で駆け上がっていく。中盤のカーブを過ぎたあたりで
モズダディーが前へ出たが、相手も食い下がって、ゴールでは逆に迫られるような形だった。
とはいえ、ゴールでは同入でどちらも勢いがあるフィニッシュだった。時計は4F53.6〜3F38.8〜2F24.9〜1F12.6秒と少し遅く感じるかも知れないが、開場から1時間以上経った荒れた状態を考えれば、2Fが25秒を切っただけでも評価できる。
(取材・文:井内利彰)