29日の
東京大賞典をもって全日程が終了した2019年のダート
グレード競走。今年も砂の強豪たちが中央/地方所属を問わず魅力的なレースを見せてくれた。ここでは
地方競馬場で行われた下半期のダート
グレード競走を振り返る。
■7月4日 スパー
キングレディーC(3歳上・牝・JpnIII・川崎ダ1600m)
2番手でレースを進めた
川田将雅騎手騎乗の1番人気
ファッショニスタ(牝5、栗東・安田隆行厩舎)が、直線に入って抜け出し、逃げ粘った6番人気
サルサディオーネ(牝5、栗東・
羽月友彦厩舎)に4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分40秒6(不良)。
■7月10日
ジャパンダートダービー(3歳・JpnI・大井ダ2000m)
中団の外でレースを進めた
川田将雅騎手騎乗の1番人気
クリソベリル(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)が、3〜4コーナーで先団に取りついて直線で抜け出し、2着の4番人気
デルマルーヴル(牡3、美浦・
戸田博文厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分6秒1(稍重)。
■7月15日
マーキュリーC(3歳上・JpnIII・盛岡ダ2000m)
好位でレースを進めた
武豊騎手騎乗の1番人気グリム(牡4、栗東・
野中賢二厩舎)が、直線に入って抜け出し、2着の4番人気
ノーブルサターン(牡5、栗東・
牧浦充徳厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分3秒2(良)。
■8月12日
クラスターC(3歳上・JpnIII・盛岡ダ1200m)
中団でレースを進めた
岩田康誠騎手騎乗の2番人気
ヤマニンアンプリメ(牝5、栗東・
長谷川浩大厩舎)が、直線で脚を伸ばして、逃げ粘る3番人気
ヒロシゲゴールド(牡4、栗東・
北出成人厩舎)を捕らえ、これに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分9秒1(良)。
■8月14日
サマーチャンピオン(3歳上・JpnIII・佐賀ダ1400m)
好位追走から3〜4コーナーで先頭に立った
和田竜二騎手騎乗の3番人気
グランドボヌール(牡5、栗東・
鈴木孝志厩舎)が、直線で猛然と差を詰める2番人気
ヒザクリゲ(牝4、栗東・
牧浦充徳厩舎)をハナ差振り切り優勝した。勝ちタイムは1分26秒6(稍重)。
■8月15日
ブリーダーズゴールドC(3歳上・牝・JpnIII・門別ダ2000m)
先団の後ろでレースを進めた
戸崎圭太騎手騎乗の2番人気
アンデスクイーン(牝5、栗東・
西園正都厩舎)が、先行して競り合う2頭を直線で差し切り優勝した。勝ちタイムは2分6秒2(稍重)。
■9月12日 テレ玉杯
オーバルスプリント(3歳上・JpnIII・浦和ダ1400m)
ハナを切った
左海誠二騎手騎乗の3番人気
ノブワイルド(牡7、浦和・
小久保智厩舎)がそのまま逃げ切り、2着の2番人気
ワイドファラオ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分25秒3(稍重)。
■9月23日
日本テレビ盃(3歳上・JpnII・船橋ダ1800m)
好位でレースを進めた
川田将雅騎手騎乗の1番人気
クリソベリル(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)が、逃げた4番人気
ロンドンタウン(牡6、栗東・
牧田和弥厩舎)を直線で捕らえてそのまま差を広げ、最後は4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分52秒1(稍重)。
■10月1日
白山大賞典(3歳上・JpnIII・金沢ダ2100m)
3番手でレースを進めた
浜中俊騎手騎乗の1番人気グリム(牡4、栗東・
野中賢二厩舎)が直線で先頭に立ち、直後から迫る2番人気
デルマルーヴル(牡3、美浦・
戸田博文厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分15秒9(良)。
■10月2日
東京盃(3歳上・JpnII・大井ダ1200m)
ハナを切った
藤田菜七子騎手騎乗の1番人気
コパノキッキング(セ4、栗東・
村山明厩舎)が直線でも後続を寄せ付けず逃げ切り、中団を追走し直線は外目から脚を伸ばした7番人気
ブルドッグボス(牡7、浦和・
小久保智厩舎)に4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分10秒7(良)。
■10月3日
レディスプレリュード(3歳上・牝・JpnII・大井ダ1800m)
中団後方からレースを進め、直線外目から脚を伸ばした
戸崎圭太騎手騎乗の3番人気
アンデスクイーン(牝5、栗東・
西園正都厩舎)が、早め先頭から押し切りを図った1番人気
ファッショニスタ(牝5、栗東・安田隆行厩舎)との叩き合いを制し、これにアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分53秒2(良)。
■10月10日
エーデルワイス賞(2歳・牝・JpnIII・門別ダ1200m)
外々を回ってポジションを上げ直線までに前を射程圏内に入れた
服部茂史騎手騎乗の7番人気
コーラルツッキー(牝2、北海道・
田中淳司厩舎)が、早め先頭から粘る2番人気
アザワク(牝2、北海道・
角川秀樹厩舎)をゴール前で捕らえ、これに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分12秒3(重)。
■10月14日
マイルCS南部杯(3歳上・JpnI・盛岡ダ1600m)
好位後ろでレースを進めた
吉原寛人騎手騎乗の4番人気
サンライズノヴァ(牡5、栗東・
音無秀孝厩舎)が、3〜4コーナーで先団までポジションを上げ、その勢いのまま直線先頭に立って押し切り、内から脚を伸ばす2番人気
アルクトス(牡4、美浦・
栗田徹厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒2(良)。
■10月31日
北海道2歳優駿(2歳・JpnIII・門別ダ1800m)
先手を取った
福永祐一騎手騎乗の6番人気
キメラヴェリテ(牡2、栗東・
中竹和也厩舎)がそのままゴールまで逃げ切り、2着の8番人気
アベニンドリーム(牡2、北海道・
角川秀樹厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分56秒2(良)。
■11月4日
JBCクラシック(3歳上・JpnI・浦和ダ2000m)
4コーナーで先頭に立った
川田将雅騎手騎乗の1番人気
チュウワウィザード(牡4、栗東・
大久保龍志厩舎)が、直線で並びかけてきた2番人気
オメガパフューム(牡4、栗東・
安田翔伍厩舎)との叩き合いを制し、これをハナ差下して優勝した。勝ちタイムは2分6秒1(重)。
■11月4日
JBCスプリント(3歳上・JpnI・浦和ダ1400m)
中団後ろでレースを進めた
御神本訓史騎手騎乗の6番人気
ブルドッグボス(牡7、浦和・
小久保智厩舎)が、早め先頭で押し切りを図った2番人気
コパノキッキング(セ4、栗東・
村山明厩舎)をゴール直前で差し切り、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分24秒9(重)。
■11月4日
JBCレディスクラシック(3歳上・牝・JpnI・浦和ダ1400m)
向こう正面で徐々にポジションを上げていった
武豊騎手騎乗の3番人気
ヤマニンアンプリメ(牝5、栗東・
長谷川浩大厩舎)が、逃げ粘る2番人気
ゴールドクイーン(牝4、栗東・
坂口智康厩舎)を直線で捕らえて抜け出し、最後はこれに2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分24秒5(重)。この勝利で
武豊騎手は、
地方競馬場で行われているGI・JpnIの全競走制覇を達成した。
■11月27日
兵庫ジュニアグランプリ(2歳・JpnII・園田ダ1400m)
2番手でレースを進めた
M.デムーロ騎手騎乗の3番人気
テイエムサウスダン(牡2、栗東・飯田雄三厩舎)が、直線で先頭に立ってゴールまで押し切り、好位から脚を伸ばした2番人気
メイショウテンスイ(牡2、栗東・南井克巳厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分28秒0(良)。
■11月28日
浦和記念(3歳上・JpnII・浦和ダ2000m)
3番手でレースを進めた
御神本訓史騎手騎乗の2番人気
ケイティブレイブ(牡6、栗東・
杉山晴紀厩舎)が、4コーナーで先頭に立ってゴールまで押し切り、2着の3番人気
アナザートゥルース(セ5、美浦・
高木登厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分5秒4(重)。
■12月11日
クイーン賞(3歳上・牝・JpnIII・船橋ダ1800m)
先手を取った
吉原寛人騎手騎乗の4番人気
クレイジーアクセル(牝4、大井・
渡辺和雄厩舎)が、直線で後続との差を広げてゴールまで逃げ切り、2着の3番人気
プリンシアコメータ(牝6、美浦・
矢野英一厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分53秒6(稍重)。
■12月18日
全日本2歳優駿(2歳・JpnI・川崎ダ1600m)
向こう正面から徐々に進出を開始した
吉原寛人騎手騎乗の5番人気
ヴァケーション(牡2、川崎・
高月賢一厩舎)が、直線でもしぶとく脚を伸ばし、逃げ粘る4番人気
アイオライト(牡2、美浦・
武藤善則厩舎)をゴール直前で差し切って、これにアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分41秒9(稍重)。
■12月19日
名古屋グランプリ(3歳上・JpnII・名古屋ダ2500m)
他の
JRA勢を見る形の5番手でレースを進めた
岡部誠騎手騎乗の1番人気
デルマルーヴル(牡3、美浦・
戸田博文厩舎)が直線外目から脚を伸ばし、早め先頭で押し切りを図った4番人気
アングライフェン(牡7、栗東・安田隆行厩舎)をゴール前で捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分42秒4(稍重)。
■12月27日
兵庫ゴールドトロフィー(3歳上・JpnIII・園田ダ1400m)
先手を取った
北村友一騎手騎乗の1番人気
デュープロセス(牡3、栗東・安田隆行厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、後方から追い込んだ8番人気
イルティモーネ(セ6、兵庫・
小牧毅厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分27秒4(重)。
■12月29日
東京大賞典(3歳上・GI・大井ダ2000m)
好位の後ろでレースを進めた
M.デムーロ騎手騎乗の2番人気
オメガパフューム(牡4、栗東・
安田翔伍厩舎)が、直線で早めに先頭に立ってゴールまで押し切り、内を突いて差を詰めた5番人気
ノンコノユメ(セ7、大井・
荒山勝徳厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。3着は4番人気
モジアナフレイバー(牡4、大井・
福永敏厩舎)。勝ちタイムは2分4秒9(稍重)。