「
中山金杯・G3」(5日・中山)
イ
タリアの名手が代打騎乗で一発回答だ。急きょの乗り代わりとなったM・デムーロに導かれ、6歳馬
トリオンフが18年
小倉記念以来となる重賞3勝目をゲットした。
道中は好位2番手をがっちりとキープ。直線を向いて早々と先頭に立つと、外から伸びてきた
ウインイクシードとのマッチレースに。最後まで激しいたたき合いが続いたが、鞍上のゲキに応えて頭差だけ残した。
当初、コンビを予定していた三浦が7Rで落馬負傷。見事代役を果たした鞍上は「(三浦)皇成にケガがなければいいけど…」と気遣いながら、自身にとって昨年の
オークス以来となるJRA重賞Vに「年が明けて最初の重賞を勝つことができてうれしい。今年は頑張りたい。いっぱい勝ちたい」と笑顔を見せた。
昨年12月のチャレンジCで、屈腱炎による長期休養から1年4カ月ぶりに実戦復帰し、2戦目での復活V。須貝師は「ミルコがこの馬の良さを引き出してくれた」と、その手腕に舌を巻く。20年の好スタートに「脚元に問題がなければ、上を目指していきたい」と決意表明。年始に輝きを取り戻した人馬。ここから再進撃が始まる。
提供:デイリースポーツ