28日、東京競馬場で行われた
武蔵野S(3歳上、GIII・ダート1600m)は、勝浦正樹騎手騎乗の2番人気
シーキングザベスト(牡5、栗東・
森秀行厩舎)が先団追走から直線入り口付近で先頭に並びかけると、直線鋭く追い上げた6番人気
サンライズバッカスに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分35秒3(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には8番人気
フィールドルージュが入り、圧倒的1番人気(単勝1.9倍)に支持された
フサイチリシャールは5着に敗れた。
勝った
シーキングザベストは、
父Seeking the Gold、
母Mackie(
その父Summer Squall)という血統の愛国産馬。伯父に93年
ケンタッキーダービー(米G1)を制したシーヒーロー
Sea Heroがいる。04年4月にデビュー。2戦して勝ち星を挙げられず、北海道・柳沢好美厩舎に転厩した。移籍初戦で初勝利を挙げると現厩舎に再転入。その後は条件戦で4連勝を飾るなど徐々に頭角を現した。近走は交流重賞で3戦連続の2着が続いており、今回が重賞初勝利となった。通算成績17戦8勝(うち地方3戦1勝、重賞1勝)。
鞍上の勝浦正樹騎手は、
キネティクスで制した先週の
富士S(GIII)に続く重賞勝利で、通算10勝目。管理する
森秀行調教師は、
トーセンシャナオーで制した
セントライト記念(GII)に続く今年の
JRA重賞5勝目で、通算では36勝目となった。