「
フェアリーS・G3」(13日、中山)
デビューから2連勝の
シャインガーネットが9日、美浦Wで楽な手応えのまま、鋭い動きを披露した。状態に不安はなく、新年の開幕週で8勝と大暴れしたマーフィーとの新コンビも魅力たっぷり。無傷の3連勝で初タイトルを奪取して、クラシックへ向けて弾みをつける。
勢いは止まらない。2戦2勝の
シャインガーネットは美浦Wで好調をアピール。向正面からゆったり駆けだして、4角まではかなり抑えめに流していたが、直線に向くと一気に重心を下げ、馬なりのままでもス
トライドをグングンと伸ばし、5F69秒7-40秒9-12秒6とシャープな動きを見せた。
1月の誕生石に由来する馬名のように、腰回りの張りも、毛ヅヤも、きらきら輝いて見えた。1週前追い切りに騎乗したマーフィーは間近で追い切りを見届け「すごく良かったね。先週よりすごく落ち着いていた」と絶賛。栗田師も「推進力があったね。先週しっかりやっているけど
リラックスしていたし、順調に来ました。単走ならどれだけでも動く」と感触はすこぶる良かった。
キャリアが浅い点に、指揮官は「あんまりガチャガチャするとどうかだが」と前置きしつつも「それはこの時期、みんな同じだからね。走ることに関しては気持ちがしっかりしてきたから」と前向きだった。
中山マイル戦は馬群の凝縮しやすいト
リッキーなコースだが、新馬戦で勝利を飾っている舞台。無傷3連勝でタイトルを獲得し、クラシックロードへ突き進む。
提供:デイリースポーツ