北半球における2020年最初の主要セールである「キーンランド・ジャニュアリーセール」が、13日から17日の5日間にわたって、ケンタッキー州のレキシントンで開催される。
カタログ記載馬は1856頭。内訳は、2週間前に1歳になったばかりの若駒が804頭、繁殖牝馬が796頭、現役を続行しても繁殖入りしても良いという設定で上場される牝馬が197頭、現役を続行しての種牡馬入りしても良いという設定で上場される牡馬が28頭、現役馬が28頭、種牡馬が1頭、種牡馬の永久種付け権利が1株となっている。
当初作成されたカタログには記載されていない追加上場馬が29頭いて、目玉商品はその中にいる。
例えば、初日に上場番号398L番として上場されるミーツイクスペクテーションズ(牝16、父
ヴァリッドイクスペクテーションズ)は、G1カーターH(d7F)、G1ジェイパーS(芝6F)と、19年に2つの路面でG1制覇を果たしたワールドオヴトラブルの母だ。同馬は、アンクルモーを受胎しての上場となる
また、2日目に上場番号795E番として上場される
インフレイムド(牝10、父アンユージュアルヒート)は、G1
ハリウッドダービー(芝9F)勝ち馬モーフォーザ(牡4、父アンクルモー)の母だ。同馬は、タピチュアを受胎しての上場となっている。
一般景気の先行きが不透明と言われている中、年頭の競走馬市場がどう動くかが注目されている。
(文:合田直弘)