「
京成杯・G3」(19日、中山)
良血馬の
スカイグルーヴがクラシックへ向けて弾みをつける。祖
母アドマイヤグルーヴは03、04年と
エリザベス女王杯を連覇。
母アドマイヤセプターは重賞勝ちこそなかったが5勝を挙げ、全弟には15年の
皐月賞、ダービー馬
ドゥラメンテがいる。父
エピファネイアも日米
オークス馬の
シーザリオを母に持ち、13年
菊花賞、14年ジャパンCとG12勝。半弟には19年
皐月賞馬
サートゥルナーリアがいる。血統背景は超一流だ。
19年11月の東京でのデビュー戦が圧巻だった。押し出される形でハナに立つと、1000メートル通過62秒3のスローペースに持ち込む。直線半ばで軽く仕掛けると、後続を一気に引き離して5馬身差をつけた。木村師は「やってしまったと思ったが、ラスト1Fで伸びていたでしょ。あれはびっくりしたね。たれるだろうと思って見ていてあの結果。すごいなあと」と想像を超える能力の高さに驚きを隠せなかった。
調整は万全だ。帰厩は19年末だったが、放牧中も緩めておらず太め感はない。牡馬を蹴散らして、存在感を見せつける。
提供:デイリースポーツ