土曜日に行われる牝馬限定のハンデ重賞・
愛知杯は、今年は小倉競馬場での開催。左回りで坂のある中京コースから右回りで直線平坦の小倉コースとまったくコース形態が変わるだけではなく、ハンデ差によって思わぬ紛れが生じることも…。
そんなときには、過去のデータから敗戦した条件を抽出して好走馬を導き出す「ケシウマ」の
パーフェクト消去法に注目です。
愛知杯では5つの切り口から出走馬を
ジャッジ。そのうち2つの条件を公開します。
【条件1】
7歳馬[0-0-0-13] 複勝率0%
該当馬:
デンコウアンジュ、
レイホーロマンスローテーション的に牝馬クラシックで活躍した馬や、
エリザベス女王杯組も出走できるため、牝馬の古馬中距離戦線で戦い続けてきた7歳馬たちは苦戦するケースが多い。近年は育成技術の進歩で年齢を重ねた馬でも活躍することが増えてきているものの、
愛知杯のデータに限ると、7歳馬は掲示板内はおろか、ひとケタ着順も04年の
シルクサンライズ6着しかない。(※データは
愛知杯が牝馬限定戦となった2004年以降の過去15回分のデータを参照)
(過去の主な該当馬:11年
ワルキューレ6人気11着)
【条件2】
前走
秋華賞[0-0-0-11] 複勝率0%
該当馬:
パッシングスルー、
フェアリーポルカかなり意外な結果だが、13年
秋華賞2着の
スマートレイアーですら着外になっており、かなり散々なデータになっている。原因は想像つきにくいが、強いていうなら、ハンデ戦であるがゆえに、5歳以上の古馬と同じ斤量を背負わされるケースが多い(この時期の明け4歳馬は5歳以上馬よりも1キロ斤量が軽い)点、本来明け4歳は12月以降の冬場を放牧に充てて一段と成長するケースが多いという点の、2つが絡み合った結果と言えるかもしれない。(※過去10回分のデータを参照)
(過去の主な該当馬:13年
スマートレイアー1人気6着、18年
リカビトス3人気4着)
重賞勝ち馬の
デンコウアンジュが条件1で該当したのも気になるところですが、前走
秋華賞組の3着内がないというのも気になるところです。重賞4勝を挙げた
スマートレイアーも着外になるなど活躍馬にも該当したデータだけに、
パッシングスルーら明け4歳馬は慎重に取捨を検討したほうが良さそうです。
このほか、「ケシウマ」では
愛知杯の
パーフェクト消去法を公開中です。今週から過去10年より対象範囲を広げたスペシャルデータも登場!
愛知杯では「牝馬限定戦となった2004年以降の過去15回分のデータ」を用いているとのこと。消去法により残った馬を、以下よりぜひご覧ください。