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【AJCC】クセのある条件、あの馬の巻き返しに期待/JRAレース展望

  • 2020年01月21日(火) 06時00分
 AJCCが行われる中山芝2200mは、非根幹距離であることに加えて中・長距離では唯一外回りを使用するクセのある条件。一線級が京都記念中山記念に流れて上の層が薄くなりがちなことも相まって、他コースだともう一押しが足りなかった馬や実績は劣るが適性のある馬が活躍するケースは多い。

1.GI馬は苦戦

 昨年は断然人気に推されたフィエールマンが2着。またそれ以前にも、18年はゴールドアクターが3番人気で11着、15年はゴールドシップが1番人気で7着、10年はキャプテントゥーレが1番人気で11着、09年はドリームジャーニーが1番人気で8着など、GIタイトルホルダーは人気に応えられていない。

2.前走のクラスに注目

 過去10年の成績を前走クラス別にみてみると、上と矛盾するようではあるが、最も良いのは前走GI組で複勝率36.4%。以下、GII組が複勝率21.7%、GIII組が21.6%で、それ以下のクラスは10%少々。GIで敗れてきた馬がこの特殊な条件で巻き返すケースが多いということだろう。

3.基本的には前有利

 3コーナー途中まで下りが続く2200mは、向こう正面途中から平坦になる他の中・長距離コースと比べて先行勢に流れが向きやすいコース形態だ。つまり、2200mで後ろから捲るように動いて行くのは中々難しいということでもあり、有馬記念を豪快な競馬で制するゴールドシップドリームジャーニーAJCCで不発だったのも今となっては頷ける。過去10年のAJCCで連対した20頭中16頭が4コーナー5番手以内だったことを踏まえても、基本的には先行馬が中心になると考えておくべきだろう。


 スティッフェリオの巻き返しに期待。GIでは厳しいレースが続いているが、GII・GIIIに限れば3連勝中であるし、同条件のオールカマーを制した実績もある。そもそも前走の有馬記念は、先行勢にとって非常に厳しいレースとなったので大敗も致し方ない。前に展開が向きがちなここで見直せるだろう。

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