前走
スプリンターズSでは初めてのGIということもあり、13着に惨敗した
ディアンドル(栗東・
奥村豊厩舎)。1月9日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩しており、
シルクロードS(2月2日・京都芝1200m)に向けて調整中。
今朝22日はその1週前追い切りになったが、坂路馬場での単走。遥か前方に同厩舎の
チェーロが走っていて、そちらは前半がかなりゆっくり。対してこちらは前半からある程度のラップを刻んでいったので、前との差が詰まっていく。
後半はスピードに乗った
ディアンドルがゴール前ではほぼ同時入線かという勢いで迫ったが、併せるというよりも前を目標にして走らせていたのかなという感じだった。
時計は4F52.4〜3F37.8〜2F24.2〜1F12.0秒。もともと時計の出るタイプではあるが、それにしても休み明けとは思えない機敏さ。ただ、隣から追い抜いていく時に馬体を寄せるのではなく、離れていくような走りだったあたりに気弱いところがあるのかなといった感じもする。このあたりが解消してくれば、もっと走れるという印象だが、状態に関しては久しぶりでも全く問題はないだろう。
(取材・文:井内利彰)