「根岸S・G3」(2月2日、東京)
8歳馬
スマートアヴァロンが36戦目にして初めての重賞の舞台に臨む。8歳馬だからといって侮ってはいけない。16年には
タールタン、
グレープブランデーが2、3着したのをはじめ、過去10年で8歳馬が5頭も馬券に絡んでいるのだ。
「本当に息の長い馬。8歳でも衰えはないよ。よく頑張ってくれている」と西園師は頭を下がる思いを口にする。オープン入りしたのが4歳秋で、その後はずっとオープン特別を走ってきた。近3走は
霜月S2着、
ギャラクシーS2着、
すばるS3着と、コースを問わず常に上位争い。指揮官は「最近はすごい脚を使っている。東京は直線が長いし、今回の条件はいいと思う」とコース変わりをプラスに捉えている。
36戦目にして重賞初挑戦。相手は強くなるとはいえ、「最近は58キロを背負っていたから、56キロで走れるのはいい。状態は安定しているし、何とか賞金を加算したいね」とトレーナーは上位争いを期待する。斤量が軽くなることで末脚の切れ味が増せば、重賞初挑戦でいきなりタイトル奪取という快挙の可能性も十分にありうる。大相撲初場所では33歳の徳勝龍が驚きの幕尻Vを決めた。競馬界でもキャリア豊富なベテランが一発を狙う。
提供:デイリースポーツ