2月2日に東京競馬場で行われる
根岸S(4歳上・GIII・ダ1400m)の舞台となる東京ダート1400m。このコースについて解説していく。
東京ダート1400mは、向正面の2コーナー寄りからのスタート。
JRAに4つあるダート1400mの中で、唯一、ダー
トスタートとなっているのが特徴の一つ。スタート直後から緩やかに下り、向正面中間あたりから緩やかに上る。3コーナーまでの距離は約440m。
ほぼ平坦な3〜4コーナーを回ると、
JRA最長となる501.6mの直線が待ち構える。残り500m地点から200m地点にかけて、高低差2.4mの坂もあり、非常にタフなコースだ。
下り坂スタートの短距離戦とあってペースは速くなりやすく、過去5年の前半3ハロンの平均は34秒76。前述の通り、タフなコースレイアウトなので、近5年で逃げ馬の馬券絡みはゼロ。重馬場の15年、18年はともに4コーナー通過順位が二桁だった馬のワンツーフィニッシュとなった。脚抜きの良い馬場が先行勢に味方することはなく、むしろ追い込み決着を誘発している。良馬場で行われた昨年は、
コパノキッキングが好位から上がり最速の脚で抜け出して快勝。これで上がり最速馬の3連勝となった。馬場や位置取りを問わず、相対的に速い上がりを使えるタイプを重視したい。