京都記念(2月16日・京都芝2200m)に向けて調整を続けている
クロノジェネシス(栗東・
斉藤崇史厩舎)。今朝5日はレースに向けた1週前追い切りをCWコースで行っている。
北村友一騎手が跨り、
リュヌルージュを追走する内容。向正面で3馬身ほど追いかけていたが、道中は行きたがる様子もなく、落ち着いた走り。フットワーク自体は軽快さよりも重厚さが目立つものだった。
斉藤崇史調教師からは「馬体重は30キロ近く増えて、パワーアップしました」と聞けているが、まさに重たいわけではなく、力が付いた印象。最後の直線も内から前へ並びかけていくが、この動きも実にスムーズ。
楽に追いついて、そして追い抜く。ゴールでは先着だったが、その時計は6F80.3〜5F64.6〜4F50.2〜3F37.0〜1F11.8秒。全体が速いこと以上に、半マイルがこのスピード感はなかなか。ビルドアップした現状で、牡馬相手にどのくらいのレースを見せてくれるのか楽しみしかない。
(取材・文:井内利彰)