9日に東京競馬場で行われる
東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
キングカメハメハが続き、2回が
タニノギムレット、
ステイゴールド、
ダンスインザダーク、
スペシャルウィークとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-5-1-17」。16年
スマートレイアー、15年
ヴァンセンヌの勝ち馬2頭は共に6歳時に勝利。また、1・2人気の支持を集めていた馬は「0-0-0-6」と案外な結果に終わっていることも気になる傾向だ。今年はケイアイノーテック、
サトノアーサー、
プリモシーン、
ヴァンドギャルド、
プロディガルサン(補欠1番手)の5頭が登録。
キングカメハメハ産駒は「0-2-2-11」。3着以内に好走した4頭中3頭が1〜4人気の支持を集めており、上位人気馬は堅実ではあるものの勝ちあぐねている印象も強い。今年は
クルーガー、
レイエンダ、
レッドヴェイロンの3頭が出走予定。上位人気と目される
レッドヴェイロンは半兄
クラレントが13年の勝ち馬で、昨年は半姉
レッドオルガも2着に好走していた。
アドマイヤムーン産駒は「0-0-0-5」。同産駒からは
ドーヴァーが出走を予定しているが、2走前の
キャピタルSでは
東京新聞杯でも人気を集めそうな馬たちに先着しているだけに、馬場が渋れば侮れない。同馬の
母オルダニーは伯父に
Danehill Dancerがいる良血。
除外対象ではあるものの出走が叶えば
バトルプラン産駒の
ブレスジャーニーにも注目したい。同馬は2代
母エルフィンフェザーが
エアグルーヴの半妹で、近親に
ルーラーシップ、
ドゥラメンテなどがいる血統。母の
父タニノギムレットも父として17年
ブラックスピネル、11年
スマイルジャック、09年
アブソリュートと
東京新聞杯では3頭の勝ち馬を出している。