9日に東京競馬場で行われる
東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが1番と6番。3回で2番、3番、5番、7番が続く。なお、勝ち馬に限れば2番が3勝を挙げる活躍を見せている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-3-12 複勝率29.4% 複勝回収率64%
2枠 2-3-0-12 複勝率29.4% 複勝回収率73%
3枠 3-2-0-14 複勝率26.3% 複勝回収率76%
4枠 3-1-2-13 複勝率31.6% 複勝回収率101%
5枠 0-1-1-17 複勝率10.5% 複勝回収率22%
6枠 0-1-2-16 複勝率15.8% 複勝回収率81%
7枠 0-1-1-18 複勝率10.0% 複勝回収率45%
8枠 1-0-1-17 複勝率10.5% 複勝回収率25%
【5〜8枠の馬場状態別成績】
良 1-1-3-57 複勝率8.1% 複勝回収率30%
稍重 0-1-1-6 複勝率25.0% 複勝回収率121%
重 0-1-1-5 複勝率28.6% 複勝回収率65%
枠順別成績は一目瞭然で内枠優位と言えるものになっており、1〜4枠で連対馬20頭中16頭を占め、5〜8枠からの優勝例は11年
スマイルジャックに限られるほど。
ただし、レース当日の馬場状態を考慮すると、稍重や重での開催となった際には5〜8枠の不利が軽減されている印象を受ける。なお、良馬場時に5〜8枠から連対した2頭は17年
プロディガルサンと11年
スマイルジャックになるが、前者は10頭立てと極端な少頭数で行われた年であったことも覚えておきたい。後者については前走
マイルチャンピオンシップでも5人気の支持を集めており、前年の
安田記念でも3着に好走している実績があった。