「
金盃・S2」(5日、大井)
10歳になっても“鬼脚”は健在だった。G1級3勝をはじめ、輝かしい戦績を残して2018年秋に南関東に移籍してきた
サウンドトゥルー。これまでのタイトルは19年の
金盃のみ。高齢による衰えもささやかれたが、得意の冬場になって底力を見せつけた。
「10歳にして、この脚。乗っていて感動した」と2回目の手綱となった
森泰斗。道中はいつも通り中団で待機したが、2周目3角過ぎからは素晴らしい手応えで先行勢を外からのみ込み、直線に入るや独走態勢に持ち込んだ。
管理する佐藤裕師も感激の面持ちで「切れ味を存分に発揮してくれました。想像以上でした。本当にファンに支えられているなあという走りでした」。次走は馬の状態次第だが、まだまだ交流重賞で活躍できそうな老雄の激走だった。
提供:デイリースポーツ