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【きさらぎ賞】アルジャンナ、楽々手応えで1馬身先着 池江師「勝たないといけない」

デイリースポーツ
  • 2020年02月06日(木) 06時00分
 「きさらぎ賞・G3」(9日、京都)

 東スポ杯2歳S2着のアルジャンナが5日、川田を背に栗東坂路で軽快リハ。余裕の手応えでパートナーにきっちり先着し、休養明けでも好仕上がりをアピールした。良血馬ストーンリッジは、栗東坂路でG1馬を圧倒。キャリア1戦でも侮れない存在。さらに調子を上げて、重賞初Vを目指す。朝日杯FS3着のグランレイも、今後の路線を占う一戦に力が入っている。

 軽快な走りで好仕上がりを誇示した。栗東坂路に登坂したアルジャンナ。川田を背にウォルフライエ(3歳、未勝利)を1馬身追いかけてスタートすると、一杯に追う相手とは対照的に、こちらは手綱を持ったまま。柔らかいフットワークで四肢を伸ばし、4F53秒9-39秒2-12秒4をマーク。楽な手応えで1馬身先着した。

 池江師も「動きが良かったですね」と満足げ。東スポ杯2歳S以来となる3カ月ぶりの実戦だが、「仕上がりが早い馬なので、すぐに仕上がった」と順調な姿にうなずいた。

 前走は従来の2歳レコードを1秒4も更新する破格の高速決着だった。アルジャンナ自身の走破時計1分45秒3もレコードだから、「勝った馬が強かったと思う」と指揮官も苦笑い。相手が悪かったとしか言いようがない。

 まだまだ成長途上のディープインパクト産駒だ。「いらないことをしなくなった。ちょっとマシになってきた」と気性の成長を感じ取っている様子。求めるレベルが高いからだろう。「レースで出しているのは、能力の30%ぐらいですかね」と進化の余地を残していることを強調した。

 視線の先にはクラシックをにらむ。「今の京都の馬場は、ちょっとこなせないかもしれない」。そんな不安を挙げながらも、「勝っておかないといけないレース」と位置づけする始動戦。G3で立ち止まってはいられない。

提供:デイリースポーツ

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