22日に東京競馬場で行われる
ダイヤモンドS(4歳上・GIII・芝3400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ハーツクライ。次点で4回の
ディープインパクトが続き、3回が
キングカメハメハ、
ダンスインザダークとなっている。
ハーツクライ産駒は「4-2-1-5」。18・15・14年と3勝を挙げる活躍を見せた
フェイムゲームのほか、13年に
アドマイヤラクティが勝ち馬となっている。昨年、同産駒は出走機会こそ途切れてしまったが、初出走となった12年から18年まで7年連続で3着以内に好走する馬を送り出していた。今年は
タイセイトレイル、
レノヴァールが出走予定。
ステイゴールド産駒は「1-0-0-5」。16年の勝ち馬トゥインクルは、雨が降る稍重馬場で2着に4馬身差を付ける快勝劇。また、
ダイヤモンドSを3勝した
フェイムゲームは
ステイゴールドと近親の間柄だ。今年は
ダノンキングダム、
バレリオ、
ステイブラビッシモ(除外対象)、
ララエクラテール(除外対象)が特別登録。
また、今年は
ステイゴールドの孫世代にあたる
オルフェーヴル産駒が初出走。
オセアグレイト、
タガノディアマンテの2頭が出走を予定しており、どちらも上位人気と目される。前者はいとこに
タワーオブロンドン、
ディーマジェスティ、後者は半兄2頭(
タガノエスプレッソ、
タガノトネール)が重賞勝ち馬、と血統背景も申し分ない。
ディープインパクト産駒は「0-1-3-9」。
ハーツクライに次ぐ好走数を記録しているものの、未だ勝ち馬は出せずにいる。今年は
ポポカテペトル、
メイショウテンゲン、
ノチェブランカ(除外対象)が特別登録。
メイショウテンゲンは
母メイショウベルーガの実績からもステイヤーとしての資質がありそうだ。