フェブラリーSは4歳、5歳が有利なレースです。東京ダート1600mのトップスピードの速さが生きる舞台で、年齢を重ねるとスピードの対応が難しくなります。パワーや器用さでカバーできる地方交流重賞で勝てていても、東京ダート1600mで行われるダート界最高峰レースでは、スピード対応を他の適性でカバーしきれず、勝つことが難しくなっています。
ただ、今年は例年と違います。出走してきたら大将格になるであろう
クリソベリルや
ルヴァンスレーヴ、マイルが距離不足で使わない
オメガパフュームや
チュウワウィザードが不在。
東海Sを勝った
エアアルマスまで故障で出走できず。直近の東京ダート重賞は、
武蔵野Sを7歳(レース時6歳)、
根岸Sを6歳に勝たれています。今年は人気的に4歳、5歳の大将格が、19年
プロキオンS1着、19年
南部杯2着の実績がある
アルクトス(netkeiba想定4番人気)という状態。例年と比べて4歳、5歳が手薄なのは明らかです。
過去10年では4歳3勝、5歳5勝、6歳2勝。今年より4歳、5歳が手薄と思えるのは、初ダートの
グランプリボス(6番人気)が大将格になってしまっていた12年くらいです。この手薄さから、今年の勝ち馬は例年から繰り上がって“6歳”から出る可能性が高いと考えています。その点で、3頭しかいない6歳馬3頭が、想定で1〜3番人気になっていることは納得です。
あと重要なのが、「東京ダート1600m実績」。過去10年で勝った6歳馬(
ノンコノユメ、
テスタマッタ)は、どちらも4歳時に
フェブラリーSで2着しており、さらに
ノンコノユメには
ユニコーンS、
武蔵野S勝ちなどの実績がありました。その点を考慮すると、傾向からは
インティ、そして
サンライズノヴァが有力候補となります(
モズアスコットの芝実績をどう扱うべきか?はありますが)。
ただし注意したいのが、6歳以上での上位独占は、過去10年で1回だけ(12年)という点。基本は4歳、5歳が有利ということからも、想定人気上位の6歳馬3頭での決着の可能性は低い。馬券圏内までと考えると、年齢は気にせずに東京実績馬を優先したいです。馬券的には、この選択が重要になってきそうです。
スピード対応の年齢的傾向、各馬の適性、枠順などを考慮して最終的な結論をまとめていきます。上位人気馬が勝ったとしても、相手の結果次第で十分高配当が期待できるレースと考えているので、
ウマい馬券の最終結論に注目してください。
(文=nige)
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